やることをやったら、結果はついてくるかも

その他
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どうも、IBA-T です。

前回は出演時、これはやっておこうということを経験談からお話ししました。

残念ながら、人は何かゴールとなるものがなければ動かない動物です。

しかし、そのゴールは必ず手に入るものではありません。

ましてや、多くのアーティストが活動している昨今、私たちの音楽が耳に届くとは限りません。

近年ではSNS が普及しているので一気に人気になる・バズる可能性はあります。

でも、誰にでもチャンスが来るとは限らないため、ほぼすべてのアーティストは地道に努力するしかありません。

今回は、前回お伝えしたことを続けることで、変わるかもしれないことをご紹介します。

※今回の記事は、100% 私の偏見ですので、その点ご了承下さい。

前回のおさらい

前回は、私の経験談から下記を実践していることをご説明しました。

  • 挨拶
  • お客さんとコミュニケーションを取る
  • わからないことはスタッフさんやオーガナイザーに聞く
  • リハーサルには積極的に参加する
  • フロア滞在率を上げる
  • 出し切る
  • バックDJ は事前に用意する

見る人から見れば当たり前と思われがちですが、当たり前って結構難しいものです。

ただ、これが当たり前になれば何となく人間としてレベルアップする気がします。

実際、一線で活躍しているほとんどのアーティストや圧倒的な成果を上げている社会人などは、挨拶や準備、疑問点の解消などを徹底しています。

これは私の体験談です。

結論、ちゃんとしている人は成功している、まだ成功していなくても成功しそう、ということです。

キャラ設定やブランディングとの葛藤

結局のところ、私たちアーティストは人対人だと思います。

最近ではAI が歌を歌ったり、ビートを制作したりしていますが、ライブについては思いっきり人対人です。

キャラ設定やブランディングなどからあえてルーズなスタイルを演出している人がいます。

着飾らないスタイルでそれができていたら、正直うらやましいところです。

ただ、私の場合はこれらができませんでした。

家庭があり、30代後半、社会人歴10年以上…

ルーズなスタイルは当てはまりにくく、むしろ人としての模範が求められる段階です。

よくステージとバックヤードで人格が違う、といじられる場面がありますが、私は全然いいと思っています。

MC バトルではめちゃくちゃ口悪いのに、ステージ外やライブイベントでは物腰が柔らかい。

全然いいじゃないですか。

要はメリハリをつけて生活しているということです。

舐めるなよ

ただ注意しなければならないのが、どんな人でも舐めた態度を取られると怒ります。

ラッパー、ひいてはHIP HOP は、地元をRep(代表・象徴) して活動しています。

地元には仲間や友人、行きつけのお店スタッフさんなど、多くの支持者が生活をしています。

各々最高の地元を代表しているので、もちろんプライドがあります。

そんな人に対して舐めた態度を取ると、あとのことが想像に難くありません。

怖いけど優しい、そんな地元のアンちゃん・姉ちゃんだからこそ、多くのファン・ヘッズがついているものです。

やることをやることで得られる(かもしれない)もの

では、人として成長することで、アーティストはどうなるのでしょうか?

こちらでは、やることをやることで得られる(かもしれない)ものを考えてみます。

ファンが増える… かも

挨拶をする、話しかけられたらちゃんと返す、失礼な態度を取らない。

言葉で見ると達成できそうですが、イベント中はお酒が入ったりテンションが上がったりしている状態なので、実は難しいんです。

もちろん、私も経験しています。

ライブ後に「さっきの人、感じ良かったな」と思われた時点で、ほかのアーティストよりも一歩前進している状態だと思います。

全員がその日にファンになるわけではありません。

でも「嫌いにならなかった」「次も見てみようかな」といった、マイナスを作らない積み重ねが重要です。

HIP HOP のイベントはただでさえお客さんとアーティストの距離が近い業界です(私が活動させてもらっている場がそうなのかもしれませんが…)。

対応ひとつでガラッと印象が変わってしまいます。

ファンは音源だけでつくものではなく、人としての印象込みで記憶されます。

なので、取り繕いすぎず良い記憶のまま、お客さんの頭に残るような言動を心がけましょう。

曲を聞いてくれる…かも

一説によると、音楽ストリーミングサービスに配信される曲数は、1日あたり10万曲といわれています。なので、今は膨大な音楽を視聴できる環境ですが、逆にそのなかから自分の好きな曲を探すのに多くの時間を要します。

アーティスト目線でいうと、膨大な曲のなかから自分の曲を聞いてもらう必要があります。

では、どうするのか。

方法はふたつ、SNS とライブだと考えています。

とはいえ、どちらも自分の存在を見つけてもらえるかが勝負なわけですが…

SNS の場合、スクロールやハッシュタグなどで見つけてもらえるかもしれません。

ライブについては、何か経由で発見してもらい、お金と時間を頂くことになります。

そんなライブで、失敗してヘラヘラしたり、態度が悪かったりすると、もう興味を持ってもらえないでしょう。

一方、人としてしっかりしていると、「あの人がやってる曲なら聴いてみよう」と思ってもらえるかもしれません。

こう思ってもらえるように、普段の立ち振る舞いや現場での印象が大きいです。

ちゃんとしている人の曲は、ちゃんとして聞こえる。

逆に、だらしない人の曲は、どこか信用しきれない。

音楽のクオリティとは別の話ですが、入口に立てるかどうかは、こういう部分で決まることもあります。

参考ページ:音和葉山様ページ「1日に配信される楽曲数は、、、世界でどれくらい???」

参考ページ:Music Ally Japan YouTubeページ「音楽ストリーミングの「配信楽曲数」最新事情:増加する曲数と音楽ビジネスの関係を解説【Music Ally Japan Focus #6】」

ライブに来てくれる…かも

「またあのイベント行こうかな」そう思う理由は、出演者の名前だけではありません。

  • フロアに残っている
  • 他の出演者のライブを見ている
  • 終演後にちゃんと話せる

こういう行動は、意外と見られています。

結果として、「あの人が出るなら行こう」「現場主義の人だ」と思われ、次のライブにつながる…かもしれません。

ライブは演奏時間だけが勝負ではありません。

会場にいる時間すべてが、ライブの一部だと思っています。

自分の存在を広げてくれる…かも

人というものは、自分が良いと思ったものを広げたくなるものです。

SNS はこの精神を利用したものであり、共感が多くなるとバズになります。

音楽についても同様であり、良い曲は多くの人に広められ、結果としてヒット曲となったり、オリコンチャートに掲載されたりします。

数字がすべてではありませんが、要はどれだけ視聴者をつかめるか、ということが重要です。

ライブ会場へ足を運んだお客さんの場合、「ちゃんとしてるから安心」「現場で問題起こさなそう」と思ったとき、知人や友人に紹介してくれる可能性があります。

紹介はなくても、上記の心理はオーガナイザーやスタッフさんにとってかなり重要であり、安心してブッキングができます。

少しビジネスの観点が入りますが、人として素晴らしいアーティストをブッキングすると、下記のような循環が生まれます。

  1. ファンを大切にする
  2. 安心してブッキングができる
  3. ファンが広めてくれる
  4. より多くのファンが会場に足を運ぶ
  5. ファンを大切にする
  6. 安心してブッキングができる… 以下、繰り返し

この循環を生むためには、まずはアーティスト自身が成長するしかありません。

千里の道も一歩から、やることは多いですが、チャンスはいつもぶら下がっていて、つかむのは自分自身です。

「AISAS」「AISCEAS」について

ここで、少しマーケティングの話をします。

「AISAS」「AISCEAS」とは、特定の商品やサービスを知る段階から共有するまでの段階を表したもので、ユーザーの心理を言語化したものです。

音楽業界でいうユーザーはリスナーに該当しています。

以下は、「AISAS」と「AISCEAS」の詳細です。

AISAS

  • Attention(知る)
  • Interest(興味を持つ)
  • Search(調べる)
  • Action(行動する)
  • Share(共有する)

音楽業界では、下記の流れで多くの人に聞いてもらえるようになります。

  1. ライブやSNS で存在を知る
  2. 興味を持つ
  3. SNS や音源を調べる
  4. 曲を聴く・ライブに来る
  5. 感想や良し悪しなどを誰かに話す

AISCEAS

先ほどのAISAS にCompare(比較)とExamine(検討)が加わったものが、AISCEAS になります。

  • Attention
  • Interest
  • Search
  • Compare(比較)
  • Examine(検討)
  • Action
  • Share

流れでいうと、下記になります。

  1. ライブやSNS で存在を知る
  2. 興味を持つ
  3. SNSや音源を調べる
  4. 他のアーティストと比べる
  5. 「この人、いいな」と判断する
  6. 曲を聴く・ライブに来る
  7. 誰かに話す

ほとんどが人間力に依存する要素ですが、とりわけCompare(比較)についてはアーティスト自身でコントロールが可能な要素になります。

同じスキルを持ったラッパーが2人いて、ひとりはだらしなく、もうひとりが挨拶やコミュニケーションを欠かさない場合、良い印象を持たれるのは後者です。

結果、最後のShare(共有する)で良い情報を流してくれる可能性が高くなり、結果としてライブの動員数、曲の視聴数増加が期待できます。

まとめ

今回は、前回お伝えしたことを続けることで、変わるかもしれないことをご紹介しました。

やることをやったからといって、必ず結果が出るとは限りません。

音楽活動は再現性が低く、努力が報われない場面も多くあります。

しかし、挨拶や準備、コミュニケーションといった当たり前を積み重ねている人は、チャンスが巡ってくる確率を確実に上げています。

ファンが増えるかもしれない、曲を聴いてもらえるかもしれない、ライブに来てもらえるかもしれない。

その「かもしれない」を少しずつ現実に変えるのが、人としての成長です。

チャンスは常にぶら下がっていて、つかめるかどうかは自分次第です。

私も頑張ります!

以上、自分を戒める文章でした。

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